猫の地球儀
かなり古い作品なので知らない人も多いかもしれませんが、アラサー、アラフォー世代なら「ああ、あの本」とピンと来る方も多いのではないでしょうか。
「猫の地球儀」は、のちに「イリヤの空、UFOの夏」という作品でアニメ化もされた秋山瑞人の初オリジナル作品です。
いわゆるライトノベルの中でもこの作品が一際異彩を放っているのは、何といってもそのキャラクターと世界観です。
この作品は、はるか未来の人工衛星から主人公の幽が「スカイウォーカー」となって禁忌とされる地球を目指す物語なのですが、この主人公をはじめとしたメインキャラが全員猫かロボットなのです。
人間がすでに滅び、知性のある猫と、猫の相棒であるロボットが社会を営んでいるという世界観は、少年向けライトノベルの中でも異端中の異端ではないでしょうか。
迫力のあるロボットバトルの描写、禁忌を犯して地球を目指すロマンなど、少年向けながらSFファンタジーとしてかなりの完成度を誇っています。
大人になって読んでも面白いと思えるものしょう。
紙媒体で入手困難ですが、電子書籍は今でも販売されています。