星の王子様
「星の王子様」を知っている方は多いでしょう。
読んだことはなくとも、作者のサン=テグジュペリ自身による独特のイラストを目にしたことはきっとあるはずです。
ジャンルとしては児童書なのですが、その不思議で少し切ないストーリーは童心を忘れてしまった大人へのメッセージともとれるものとなっています。/p>
砂漠に不時着した飛行気乗りが出会った、小さな王子様との交流を描いたこの作品は、王子様が心すれ違って自分の星に置き去りにしてしまった小さなバラの花が「かけがえのないもの」だと気づき、星に帰るまでを書いています。
高飛車で生意気なバラの花は、王子様の星ではたった1輪でしたが、地球ではごくありふれた花です。
それでも王子様と言葉を交わし、大切にしてきたのはその1輪のバラのほかには存在しないのです。
有名な「大切なものは目に見えない」というフレーズは、大人になると忘れがちな「自分が選び、大切にしたものとの思い出、絆」を感じさせてくれます。
まさに多忙で色々なことを忘れがちな大人のための、少し切ない寓話なのです。